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1999年9月10日 (金)

天気いい。風無し故にあつぅ。

今日は外出だった。
昼御飯を外で食べられるのは嬉しい。
「動物への遺伝子導入~中略~研究会」っていう研究会に参加するため。
今回の焦点は幹細胞と臓器移植。
日本ではヒトES細胞の研究は全くされていないようだが、
「研究されない状況」についてちょっと危機感を感じた。
研究したら罰せられるのか?っていう疑問もはっきりしてない。
問題は、あたかもヒトという化け物が細胞から生まれるようなイメージではない。
体外受精により、過剰に作られ、凍結保存されて、人知れず捨てられるヒトの受精卵が大量に存在するという事実。脳死移植は良くて、この過剰に作られ、捨てられるヒト受精卵を使って実験するのはなぜいかんのか?
他の臓器の「幹細胞を作るための胚性幹細胞という考え方を僕は指示したい。
それを移植に使うわけだ。必要だったら遺伝子改変すればいい。細胞なんだから。
完全なヒトを作れなくても良いわけだ。完全な分化全能性は必要無いということ。
むしろどの細胞分化系にのせられるか?確実に臓器の幹細胞に分化させられる条件を見いだせるか?
内胚葉系への分化はブラックボックスが多いだろうけど。

パーキンソン病の治療には胎児の神経細胞が使われている。
既に胎児のパーツ化は産業として存在するわけだ。
その需要は非常に大きい。生活改善薬と同じだ。

僕の考え方も多分おかしいが、世論一般の考え方もおかしい。

帰り際、某製薬会社のス○キさんと飲みに行く。
同業他社の先駆者としてお話を伺う。お互いの情報交換をする。
勉強させていただきました!
やはり某製薬会社はこの分野に関してすごく成熟されている!
成熟させたス○キさんの力は凄い。僕も頑張らなくちゃ。

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