ファンさんの事情。
年始にある研修で実験計画がガッツリ組めないこの年末。
そのおかげで何もしてないように見える僕。
いやいやちゃんとやってるよ...
あんまりにも会社で暇だったので、例のちょっとニュースになったファンさんの論文をサラッと読んでみた。
まずは例のS誌。流石にS誌だけあって、どこがねつ造なのかさっぱりわからなかった。
隙がないというか、これだけの英語書けるのが凄い。
この「絵の描き方」も素晴らしい。残念なのはねつ造っていう事実だ。
ただねつ造が超悪いことだとは思っていない。見方、見え方の問題だってのもいくらでもある。
だから完全否定はしないよ。
実のところ、片足だけ突っ込んでる同業者だけあって、患者由来の体細胞クローンES細胞(いうところのntES細胞)がこの世に存在しないというのは、いくら万国ビックリショー、ほんまかいな?っていうネタもあるこの世界にあってかなりショックだった。
マウスのようにはいかないのか...韓国の科学が戻っただけじゃなくて、世界の科学が10年くらい戻った気がした。
他のところみたいに挙げ足を取るつもりはさっぱりないけど、最初の言い訳が兎に角気に入らない。
「ES細胞、カビちゃってさ、捨てちゃったよ。」っていうのは無しだよ。
正直、あり得ない話。30億円も金かけてるラボだったら絶対無いと思うよ。
僕がこんなこと言われたら、「お前、死んでいいよ。」っと一言だけ言うよ。
あとね、ヤフのニュースが「〜胚性幹細胞(ES細胞)作成研究をめぐる論文ねつ造の検証」となっていること。
論点にしたいのは作成という言葉。
あんまり日本語が得意でない日本人な僕としては、この作成は文章を作成する時の作成じゃなかろうかっと。
学生がこんな文章持って来たら、いつも通り「お前、死んでいいよ。」っと一言だけいうところだけど、
実のところ論文は文章で作成するものだし、実際作製してない机上の研究だから、作製じゃなくて良いのかとも一瞬思ってしまった。
今日のメモ。
"Hwang WS"[Author]
(同姓同名たくさんいても知らないよ。僕もいっぱいいるし。)
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