仕事マン。
某新聞のトップニュースで大笑い。
いつもながら社内の人間はあとから知るという...
ただどうやらすっぱ抜かれたっぽいね。
まぁ想定内のことだったので、驚きもしないけど、喜びもしない。
むしろこの会社のこの先5年を憂いでしまうよ。
ついでに仕事の話でも。
久々、アタマを使おうかと思い、ちょっと懸案事項のネタを引っ張り出してきてあれやこれや机上でこねくり回す。
まぁ要するにパズルを解くが如く。
余所から貰ったプラスミド、他の人が保管してて、その人もいなくなった上に、
その人もよくわからないまま持っていて、今、それが僕の手元に回ってきた。
「これを組み換えろ。」っと命令まではされてないけど、「これを組み換えてね。」的で且つ、
「やるならお前が最後までケツ拭け。」っといわんばかりの最終自己責任的頼まれ仕事。
まぁやること無いしね。
そんなこんなでまずは周辺から解読開始。
シークエンス(配列情報)無し。
動物種の記載もなかったけど、文献はいっしょにファイルしてあった。ちょい助かる。
プラスミド部分はpBR322らしい。まじかー!
入ってるホニャララ遺伝子のプロモータ約12kb。まじかー!
その下流にホニャララ遺伝子のゲノム全長2.1kb。小さい遺伝子だよ。
外国人の手書きのマップ(なんかいろんな人の落書きメモ付き)には、
なんか不思議なλ(ラムダ)っていう数kbの配列があるっぽい...
これはλファージ由来の配列なのかな?
ブツと現状持ってる情報があまりに宛にならないので、全く0から作り直すことを想定する。
ensemblなんかのその手のゲノムDBを検索して、文献とさっきの手書きマップとにらめっこして、
解析ツールに配列情報をコピペしまくって投げまくり。
なんとなくどっからどこまでかが解ってきたけど、この文献のマップ情報がえらい不完全で、
制限酵素サイトがユニークじゃないものまでユニークのように書いてある。
制限酵素処理した結果がブチブチ切れた理由はこれだ...
あっ手書きマップの下の方にチョコチョコっと書いてあった...
なんか凄まじく煮詰まったので、もうすぐに帰宅。
2月中に完成させればいいや。
約12.6kbのプロモータ、一回バラして、組み直して、更に組み換えて、トランスジェニックマウス用のカセットベクターに完全に作り換えますよ。
この仕事、やり遂げても絶対にトップニュースにはならない自信があるけどな。
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