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2007年12月21日 (金)

そんなさなか。

朝からクソ忙しい予想が立っていたので、(マゾっぽく)イメージトレーニングバリバリで実験室に行ってみると...なんかエラーアラームが鳴ってた。
-80℃の冷凍庫が-37℃とかになってた。
一瞬、卒倒しそうになった。僕の細胞が、僕のサンプルが全滅?!
まぁ普通に諦めが付く訳ないので、細胞類は一旦液体N2タンクへ移動。なんか凍結メディウムの色が変なんですけど?コレも駄目なんじゃ?
って思うんだけど、まぁ諦められないよ、普通。
業者に今すぐ来いっていう連絡して、別の冷凍庫に入る分だけ大丈夫そうなサンプルの移動なんかもして、あとは実験。
傍らの壊れた-80℃の冷凍庫はCO2ガスのバックアップ動かして-65℃まで一旦下がったけど、タンクのガス切れと共に再び温度上昇。
まぁ一日中、役に立たない馬鹿でかい-80℃冷凍庫の姿を見てると朝の卒倒しそうなのなんか小さく見えて来て、段々諦めも付いてきた。
またやればいいや...出来ないことじゃないし。
ほとんどの実験データというのは少なくても僕がやればまた出来るし、やらなくても世界の誰かがいつかやれる。ウチの会社には出来ないけどね。
そんな感じでまぁ達観したというか。
夕方、業者が来て、「コンプレッサーが死んでるんで電源落としちゃいますね。」っていう言葉も軽く聞こえた。
そうしてサンプルの一部、どうでも良さそうなモノは全部捨てた。もう溶けちゃったし。
細胞は後日に。被害にあった奴は多分捨てる。
そもそもバックアップ用の冷凍庫も無いし、僕が危機管理能力が低いってのが問題なんだろうけど。
使い始めて11年(僕の社歴と同じ)なんでそこら中ガタが来ててもおかしくないんだよなぁっと。
サンプル外に出して他の冷凍庫に移せば良いじゃないですか?って言う人もいるかもしれないけど、この冷凍庫はP3の無菌施設内だからね。そこらにある冷凍庫と環境がいっしょじゃないから無理。外の世界に出したら再び入れられません。
冷凍庫壊れるとホントに困るし、壊れた瞬間、怒らずに、卒倒したまま諦めるっていう勉強になった。

そんなこんなで明日土曜出勤なんだけど、休む気マンマンだったので、明日提出期限のプレゼン資料作って、遅くに帰宅。


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