まぁそりゃ無理だろうて。
一日駒場。昨日の会社の話はブースカ文句言いたいところではあるけど、僕は恵まれてる。
解放されてるから、四六時中そのことを考えていなくて済む。
それはさておき。
今日はこっちのラボのセミナーの日。多分に漏れず、この辺から卒業する修士やらの発表会の予演の練習みたいなことがはじまる時期だ。
今日の人は隣の席の人だったんだけど、正直、無理だなぁ、コレは。
僕がそんなに立派だったか?って言うとそりゃみんなにかなり助けて貰って発表までこぎ着けた。ただ問題はその段階ではなくて、もっとずっと前の段階。内容が無い。データも無い。そりゃそうだ。実験してる姿見たこと無い。「来週には...」って言うけど、もう書き始めて無いと間に合わないよ。残り一ヶ月で実験しながらキモになるべきデータ出して、修士論文書いて...なんか無理だろうて。まぁ他人の家なんで、とやかく言わないつもりでいたけど、やんわりとなんかにくるむ形で「舐めてるのか?手前?」っと言っておいた。この件、首を突っ込むつもりは無いし、一切関わらずに自分の仕事に注力するつもりでいるけど、この後大変なことに巻き込まれるであろう助手の人にちょっと「ちとマズくないですか?」っと終わってから話をしてみれば、まぁ思ってることは同じで。
なんだか凄く悲しい気分になってきた。
今の世の中、大学教育ってどうなっちゃってるんだろう?
簡単に就職出来ないのはわかってる。厳しい世の中だ。でも厳しいなら厳しいなりになんとかするってのが筋。誰もなんとかしてくれないなら、自分の無い知恵振り絞るんじゃないのか?就職活動が忙しくて...っていう理由は無しだ。あと簡単に親が出て来るのも困る。コレがかなりいろんな混乱の原因となるらしい。
学生本人が、何か違うなって思ったり、諦めたり、嫌いだったりするなら、さっさと辞めたら良いと思う。他にいくらでも道はある。僕が思うにライフサイエンスに関わる研究を志す奴は本当に好きか、真性の馬鹿か、真性のマゾかだけで良い。賢い奴は他の分野に進んだら良いよ、無駄だって思ってるなら、馬鹿な連中の邪魔をしないでくれよ。
同じ日に准教授の先生のセミナーもあって、そのギャップというか、正に理学部に有りがちな好きなことから溢れ出て来る興味を驀進する内容で、その異次元感覚が気持ちよくて、殊の外面白かったのが救い。
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