日本語の懐の深さ。
会社で上司が最近よくキレまくっていて、会議が終わって帰ってくると、二言目には「あの、おたんこなすが。」と言う。
かなり英語に堪能な方なので、ふと「ところで おたんこなす って英語でなんて言うの?」っとみんなに振って回る。実に厄介だ。
僕の意見としては、もう単純に馬鹿にした意味なので、bubbleheadedとかその辺かなぁっと提案。
ただコレが実は10点くらいだった。日本語の語源の一説は同義語が「おたんちん」で御短なちんで子茄子っていう意味もあるらしい。そもそもは江戸の新吉原の遊郭の遊女が嫌な客のことをこう呼んでいたらしい。
日本語、実に奥が深いなぁ。これは逆に「おたんこなす」として、外国人に説明する方が面白そうだっなんて考えていたけど、巡り巡って、日本人をはじめとするアジア人の蔑称として言葉が成長、確立して辞書に載ったりすると嫌だ。まぁ何にしても酔っぱらった時のコミュニケーション隠し球として引き出しに仕舞っておくことにする。米国人は馬鹿とか間抜けを頭の質で例える傾向にあるけど、日本人は脳だけじゃなく、心だったり、肝だったり、果てはちんでも例えるということだ。実に感性が豊かだし、それを育んだ江戸の文化は素晴らしい。
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