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2013年1月24日 (木)

遠くまで。

朝からの出来事を淡々と書いてみる。
朝5時半に目覚めて、そそくさと支度をする。
6:38の電車に乗れるように駅に着いてみれば、上り列車が遅れているという。6:32が9分遅れで到着したので乗車。遅れの理由は先行車両が鴻巣〜北鴻巣で小動物と衝突したことによるものらしい。結局、大宮到着が14分遅れでそのまま東京駅まで。新幹線の乗車時刻になんとか滑り込む。ここで東京駅組が無事合流。次いで新横浜で横浜組と合流。合流といっても席はバラバラなので各自のんびり過ごす。僕はぼんやりしてたらいつの間に寝ていて、気が付けば三河安城を通過したところだった。のぞみだと名古屋まであっという間だ。名鉄名古屋駅までテクテク歩いて、その間に同じ新幹線にバラバラに乗っていた関東組が合流。名鉄で新可児駅に向かう。名古屋や岐阜は地名を聞いてもさっぱりなので、この電車がどっちを向いていて、何処を走っているのかさっぱりわからない。一人だったら凄く不安だが、7人もいれば気が楽だ。約一時間で新可児駅、そこで三重から車で来ている同級生と合流し、斎場のユニオンホールまほらに向かう。車中から見える風景はまさに田舎のそれで、ふと見えるお墓や神社の類が実に土着で密教的な臭いがする。実に良い。
斎場はとても綺麗で大きく立派だった。何より贈られている花が多く、大学関係者の先生方、先輩、同級生、後輩のものも多かった。参列者もほぼ満席だった。開式ぎりぎりだったので僕らは後方の席から式を見守った。淡々と式が進行していく中、僕はぼんやりと贈られたたくさんの花を眺めていた。そこからは遺影は見えても棺が見えなかったから、まだ状況もちゃんと理解出来ていなかった。あまりに急なことで、遺影に使えるような写真や生前の写真をご家族が探しているという事をfb経由で連絡を受けたので、僕も何枚か送ったことなんかもぼんやり考えていた。
お焼香が済んで、式も後半に差し掛かり、義兄の挨拶を聞いていたら、なんだかおかしな気分になってきた。棺に花を入れ、元は纐纈君だったソレと対面したら、自然と涙が出て来た。なんだろう、涙は出るのだけれど、あまりにしばらく泣いていなかったから、泣き方がよくわからない。ぐしゃぐしゃだ。それでも普通の生命倫理感と違う僕でも未だにこんな風に涙が出て、泣けるのかと思うと少し吃驚した。周りを見たら、同級生みんな泣いていた。みんなぐしゃぐしゃ。40歳のおっさんが集団でぐしゃぐしゃに泣いていた。これだけみんなを泣かすことが出来た彼はみんなの中で大きな存在だったんだろうとつくづく思った。
出棺の霊柩車を見送り、そのタイミングでようやく到着した先輩二人とともに祓いを兼ねてお昼御飯に行く。告別式に参列した同級生は13人だった。そのほとんどは2011年11月の同窓会以来。話題の中心は同窓会以降の彼の話。僕の知っている話、知らない話、その他諸々。いろいろあったということは間違い無い。
その後、車組にお世話になる形で名鉄犬山駅まで送ってもらい、そこから名鉄に乗って、名古屋まで。名古屋から新幹線で帰京。同じ新幹線に乗れても席はまたまたバラバラなので、各自ビール呑んだりのんびり過ごす。僕は一人ビールを呑んでもちっとも酔わず、逆にいろいろ考えてしまった。主に今後の事だ。懸念事項としては2016年に予定している同窓会か。2011年の時も最後まで本当に開催出来るか、僕一人ではやり切る自身が無かった。前回の2006年の反省もあって、かなり準備は早かったのだけど、その準備を始めたばかりの段階で3.11の地震が起きた。これで一気に凹んだ。みんなそんなゆとりがあるのか?開催出来ないんじゃないかと思ってしまった。それでも地震以降、再スタートを一番最初に言い出したのも彼だったし、かなりのところで精神的な支えになってくれた。2016年に関してはどうなるか本当に見えなくなっている。彼の遺影を中心にする形で名古屋近辺で開催するのも有りかもしれない。アイデアは浮かぶが実現性がかなり乏しい。
そんな事を考えていたら、いつの間にか寝てしまい、気が付けば東京駅。東京駅でカミさんへのお土産を買って、上野、そうして高崎線に乗り換えて帰宅。
疲れたけど、行って来て良かったと思う。今までありがとうと彼に感謝したい。

その帰り道、ちゃんと目から涙が出たのはいつ以来なんだろう?ってふと考えた。自分の結婚式かとも思ったがそれは違う。思い出したのは地震の翌日に帰宅難民になってしまい、辿り着いた上野駅の大きなモニターで放送していたニュース、その津波の映像を見ていた時のことだ。やはりあの3.11の地震に辿り着くのかぁっとふと前述の地震以降の彼の行動、その逞しさがまた思い出されてしまった。
でももう彼は居ないし、彼の代わりも居ない。でもまぁなんとかなるだろうね。そう思うことにした。

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