凧揚げラプソディー。
甥っ子、姪っ子がやっぱり泊まりに来ていて、朝からハイテンション。僕は酒が残り気味でローテンション。
そんな甥っ子ももうすぐ新学期。宿題の絵日記が終わっていないらしい。どうしたもんかと思ったら、これから凧を買いに行って、その足で公園で凧を揚げて、それを絵日記にするという予定らしい。なんだそれは。他にも宿題が残っているらしく、それを先にやるか、凧を買いに行くのが先かゴネ始める甥っ子。先に宿題を終わらせろと言う家族の包囲網。最終的に彼はコタツの中にろう城。なんだかもう目も当てられない状況だ。
結果、どうにか引きずり出されて、結果として、一旦家に帰って、宿題して再び登場。買い物ついでに僕も凧を買いに行く。なぜか倅の分まで買う事になってしまっているらしい。ホームセンターに行ってみれば、甥っ子の欲しかったワンピース柄は最後の一個が残っていたのでそれを購入。倅は凧なんかに興味が無いがたまたまあったカーズ2の柄を購入。姪っ子はプリキュア…無いっ。泣き出す姪っ子。但し売り切れの札にも「プリキュア」の文字は無い。元々そんな製品が無いんじゃないか?っとも思う。ここから姪っ子のプリキュア柄の凧探しという難題が始まる。僕らはそのまま帰宅。結局、あちこちの玩具屋に寄ったらしいが、見当たらないまま、「兄貴のものを貸してもらえ。」というオチになったが、多分、何か別のモノで釣ったんだろうなぁという憶測。
そうしたところでもうすっかり夕方だ。凧揚げしなかったら、絵日記書けないんじゃないのか?仕方ないので僕が甥っ子、姪っ子、倅を連れて凧揚げをしに家の裏の田んぼへ赴く。ところがだ。昔と違って電線があちこちにあって、凧を揚げるスペースなんか何処にも無い。かろうじて揚がりそうなスペースというか駐車場を見つけて、低く低く揚げてみる。揚げて渡してもそもそも揚げた事が無いので、すぐ落としてしまうそれを繰り返す甥っ子。流石に2つ同時に揚げることは出来ないので、倅の分を揚げているうちに姉妹で走り出して、ズルズル引き摺り倒して、引っ張り回して、ものの10分くらいで凧一つ大破。もうがっかりだ。ただがっかりしてても甥っ子の絵日記が書けないので、一旦家に戻って、凧を修理して、再び揚げる。「言う事を聞け。走るな。その場をやたらと動くな。」と怒鳴り散らしつつ。
なんとか自分で凧を操れるようになった段階で暗くなって寒くなって来たので、お終いにした。これでなんとかなるだろう。
凧を修理しに帰った時、僕の心の声の「本当に仲の悪い兄妹で困る。」というのが口から漏れて聞こえていたらしく、それを聞いた僕の母親が「そっくりそのままあんた達に返すよ。」っと呟いて面白かったらしい。よくよく考えてみればそんなもんだろうけど、僕の記憶が正しければ凧揚げで引っ張り合って喧嘩した事は無い気がする。何より凧揚げるスペースがいくらでもあったからなぁ、当時は。
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