各自の事情。末広町にて。

早めに帰宅。そうして倅と娘を風呂に入れて、僕は都内、末広町へ行く。昔お世話になったラボの旧友と先輩に会いに行く。要するに3人だけの小さな壮行会だ。最初、秋葉原と聞いていたが、調べてみれば上野、御徒町の方がはるかに近い。遅刻してはいるが、上野から歩いて行く事にした。
あの一件以来、当事者に近ければ近い程、やはり人生狂って来るようだ。吃驚する程に。そこに居たかもしれない事を考えると実に恐ろしい。人、それぞれその時でいろんな事情を抱えている。白か黒か、灰色か、灰色のままで良いか、どこまでのモノを墓場まで持って行くか、マズいのマズく無いのとそんな話をする。
それでも彼は良い方なんじゃ無いのかと思う。ただ呪縛はいつまでも付いて回る。マイナススタートは何よりも大きい。色眼鏡だらけで新しいコミュニティに参加するのも大変だろうね。何より今は元気そうで良かった。
誰も彼もが被害者と思えば何ともハッピーだ。多少の傷は酒でも呑んで笑いながら舐め合えば良い。そんな感じなんじゃいないだろうか。取り敢えず一つ、今、僕がすべき事が判った。
結局、全然酔わなかったなぁ。帰り道、一人、上野の一蘭に寄って、替え玉までしてしまう。終電一本前で帰宅。

今日の餞別品。
・300スモールピース グレート宇宙パズル 33-03 ￥945
白一色のジグソーパズル。これが意味するところを汲み取ってくれるだろうか。これは実に簡単な話だろう。