ぼんやりと遠い目。
会社でおそらく一番お世話になった方の壮行会ということで、久々に上司等、偉そうな人達に混じっての飲み会に出席して来た。入社時の配属先の研究室の室長兼研究所所長。会社の中での功績も大きく、それだけでなくおそらく人類と感染症との戦いに少なからず貢献した方。要するにレジェンドだ。そんな人も一人くらいうちの会社には居たのだ。しかも人物像が素晴らしい。誰も彼の悪口を言ったのを聞いた事が無い。姿形からすれば恵比寿様みたいな人だ。
上司な連中は当然自分達の好き勝手を許して貰っていた人達だから感謝の気持ちを表すコメントをするが、思うに彼らは決して彼にはなれないだろうし、あそこまで僕らを自由にさせてくれないだろう。時代も勝手を許さないだろうし、何より功績も無く、ただただ流されるままに流されて行くだろうなぁって思う。彼らを反面教師とすることが何よりも重要だし、常に喧嘩腰で仲良し倶楽部で終わらないようにしないと駄目だと改めて思う。彼らが居る限り僕らは遠いところに追いやられているだろうね。僕らの同期で残っている人達を眺めてみれば皆優しいし、空気が読める奴らばかりだ。そのせいか、バブル入社世代から良いように利用されて来てしまったのも事実だ。そこに甘んじたと言えば甘んじたんだろうけど、逆らうに逆らえない世間の荒波事情もある訳で、転職離職もなかなか難しかったのも事実だ。
少ない席を巡って、今居る連中にどうやってご退席願うか、そこだなぁ、やっぱり。ひっくり返すと変なことになる時代だから上手く受け流すような形でそれとなくあなた方の時代は終わりですよ感を促す。
二次会には参加せずにさっさと帰る。多分、二次会に出ていたら勢い屈託の無い意見を述べていたんだろうなぁ、僕。
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