会社の昼休みにオリンピックのチケットの申し込みを完了。全部、当選したら、確実に破産する。
GW明けに突如というか、今思えば4月の時点で伏線はあった気がするが、退職された元室長の壮行会で部署の飲み会。出来たばかりの部署なので、逆にわだかまりもこだわりもないし、何よりリストラから続く、退職ブームにすっかり慣れっこな状態なので逆に楽しい飲み会になるのだ。
まだかなり腰というか、股関節が痛いので、歩くのも少々シンドイのだけれども、飲むだけ飲む。楽しく飲む。
退職した上司はロックアウトで停職中なんだけど、この停職中に3つ良いことがあったという。一つは新しい会社と仕事についての勉強ができる時間を持てたこと。二つ目はゴルフが上手くなったこと。三つ目は新しい会社に提出する健康診断結果のための人間ドックで大腸にポリープが見つかり、それを切る時間が持てたこと。なるほどなぁ。70歳まで働くという、僕より一つ年上の彼は新しい仕事に向けて、目がキラキラしていた。辞めるにあたり、若い人たちのキラキラした目やその情熱に応えられない自分への葛藤があったという。眩しすぎたらしい。
僕の目は多分濁っている。すっかり真っ白。ただただぼんやりと漂っている気がしてならない。腐った魚(ウオ)の眼なだけじゃなく、おじさん、臭いも腐ったような感じだけれども。臭いはどうあれ、それくらい、新天地を求めた彼の眼もキラキラと眩しかったなぁ。
帰り道、少し遠回りしてラーメンを食べて帰る。マンションまでの帰路で昔一緒の職場にだった問題児のCに会う。問題児というか、彼女を取り巻く環境にも問題があったんだとは思う。そう思うけど、もう少しうまくやれたんじゃないかと思う。結局、社内、子会社と転々としたのち、退職したらしい。旦那さんはまだ同じ会社にいるし、まるでダルマのような目立つ風貌なので、その夫婦で歩いているのが、遠くからでもよく分かった。いろいろ思うところはあるけれど、お互い様だけど、随分と歳を食った気がしたなぁ。初めて会ってから20年も経つとあの新人だった彼女もすっかりおばさんだな。腰が痛くてジジイみたいな歩き方をしている僕が言うのも難だが。