深夜の桃の缶詰は腐ったみかんの味はしない。
深夜の模型作業は1/20 スコープドッグの続き。スワンピークラッグをクランク式にしたので、そのアイデアを少々。何か見えてきた気がする。
さてと深夜の模型作業のBGMは例の岡村のANNのアレを聞いてみることにした。Time Free再生、こういう時に実に便利だ。僕は深夜放送で灰色な受験勉強を乗り切って来た。いや、乗り切ったというか、その波に飲まれた訳だけど。最初に聴き始めたのがANN。ただANNのパーソナリティが世代交代するタイミングでほぼほぼFMに切り替わって、高校時代はBay FM。これは大学生になっても続く。大学院の受験勉強の頃はTokyoFMのラジ王。今も深夜にラジオを流しっぱなしな事が多い。ただANNは本当に聴かなくなったんだよなぁ、なんか放送局というかCX系列が小綺麗?になった感じがして、深夜放送として、その存在価値がどうなんだ?って思うところがあって。それでもパーソナリティによってはたまに聴きはするんだけど。
さて、件の放送回を聴いてみた感想としては、ネットで騒いでいる人たちはこの放送、ちゃんと2時間聴いたんだろうか?っていう事。まずTime Freeというツールは置いておくとして、深夜放送というのは、好きだから聴く、興味があるから聴く、言わばファンの集い的な部分が大きくて、敷居がかなり高い。入り口は狭くて、一見さんはお断りなのだ。そこに入り込んで、ちゃんと最後まで、件の3ヶ月、3カ月と連呼するところまでちゃんと聴いたのか、そこがまず疑問。正直、今回の放送、かなり中身が無い内容だった。ゲストは豪華(ももクロだったり、aikoだったり)だけど、肝心の内容が賞味期限切れの桃缶を開封するっていう内容で、いわゆる「美味しく召し上がれない食品」で遊ぶ回だった。これは問題視しない?どうなんだろうなぁ。彼が言っていた3ヶ月の話、全く理解できなかったし、信憑性が全く無い空想にも思える。現状を考えれば余計にそう思えて来ないかなぁ?多分、そういう考えが起こる前にいろんなところでそこに至る前に全て息の根が止まる気がしないか?結局のところ、一番上からマウントすると深夜ラジオになに土足でカチコンで目くじら立ててるの?って思う。
僕の深夜放送の歴史の中でもっとくだらないラジオ、ジャニタレが公共の電波で高校生リスナーと公開テレフォンセ○クスを延々と放送していたのを知っているので、それに比べたらまだマシ。ちなみに僕はtwitter界隈のその辺の問題視したtweetも読んで見たけど、どっちの言い分も言ってる事がよく分からなかったなぁ。このご時世で放送局毎にコンプライアンスが異なるだろうし、ニッポン放送は親会社はかなりうるさそうだから、謝罪するにしてもなんとなく厳しい結果になりそう。僕の感想としてはパーソナリティがやはり現状吉本のトップの芸人さんの人気コンテンツだけにハガキ職人さん達の質はかなり高いので、そこは僕的には高評価だった。あともしラジオ干されたら、引きこもってプラモデル作らずに、坊主にして吉本のプラモデル部に入れてもらってYoutubeデビューしたら良いと思う。そもそもこの桃缶の出所が実にファンタジーで、コロナで引きこもってプラモデルを作るために中古で買った乾燥機の中に入っていたんだという話なのだから。
そうなると一番問題になるのはradikoのTimeFree再生という便利な機能で、これが現在、1週間、いつでも好きなタイミングで聴けるという事。深夜放送のアングラ的なチマチマと葉書を書いて、放送作家を目指す様な文化はこれには向いていないという結論なのかな。昼間、聴いたら不愉快って事だ。子供が聴けてしまうのは不適切なのだ。行き着く先はデジタルに乗っからない海賊ラジオ放送、ちょっと近未来的なアナーキックなスタイルに切り替わって行く、そんなアフターコロナ。radiko killed the radio star。