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2021年9月15日 (水)

自分がそう思えないんだからそうだろう?

深夜の模型作業は1/100 MGグフカスタムの続き。サフのゴールが見えてきた気がする。あと1箇所くらいのはず。いや、もう1箇所か。

会社、水曜日なのに月曜日な感覚。加えて、来週がまた変則な日程で土曜出社とかになっていたので、もう休んでしまう事にした。子供達の習い事対応は僕がのんびり担当すれば良い。
昼過ぎ、twitterで八月大戦2021の結果を知る。今年は2部門出したけど、残念、どちらも入賞せず。まぁそりゃそうだよね、年々戦い方が難しくなって来ているけど、むしろちょっと見えて来たかな。来年も頑張ろう。それだけ。ここ数年で傾向がまた変わって来ているし、むしろ僕が得意としているところに皆が注目するっていうところだ。要するに「これ、凄い。」って物を作るしかないのだ。なかなか出来ないけど、アイテム選択を踏まえて、まずそこでゴリ押す。
これまでの傾向を自分の作品踏まえて傾向で見ていく。八月大戦の戦歴と反省も踏まえてちょっと分析しておく。
2000年 1/100 MGザク改造のグフカスタム
2001年 1/100 MGフルアーマーガンダム
2002年 1/100 MGステイメンイボルブ版
2003年 1/100 MGジムライトアーマーC型
2004年、2005年はちょっとお休み。風邪+結婚式準備とかで仕上がらず。GP02を作っていたけど、完成せず。
ここまでは仕上げや塗装よりは「作りたいものを作ってみた」的な気持ちが多い。周りを見てみると工作技術もさる事ながら塗装技術が凄いものが多かったし、派手なもの、特に赤系が受けが良いように思いました。周りが見えていない典型的なパターンだったと思う。
2006年 1/24レッドショルダーカスタム(銀)
ここで初めて賞(銀)をもらえた訳だけど、それまでのガンプラで鳴かず飛ばずでちょっと奇を衒うためにスコープドッグ。それがたまたまハマったってところかな。まだペールゼンファイルズも映像化されてなかったので、レアな旧キットを引っ張り出して来て「おっ懐かしい。」的な策。
2007年 MGクロスボーンガンダムフルクロス
ここでガンプラをまた作るというか、完成品を見たことが無かったので、つい出来心で作ってみたこれを持っていった。この辺りから見てくれている会社の人の意見を色々参考にするようになって、自分の作り方を修正し始めるようになった気がする。人に評価してもらう、見てもらう事を意識し始めたのかな。
2008年 1/20 スコープドッグメタルスペック+ラウンドムーバー付き
意識し初めて、作り方を変えてみて、結果、ガンプラの作り方のまま1/20 スコープドッグを作ってみたら、そりゃズレてるよ...って今見てもそう思う。あとは丁度ペールゼンファイルズの関係で1/20も1/24もキットが潤沢に市場にあったので、アイテムがバッティングして明らかに工作技術的にも塗装技術的に見ても負けている感じが目に見えて分かっていた。これも良くない傾向かな。唯一性、やっぱり目立つ作品は重要。
この頃の入賞の傾向は塗装の技術も重要、あとは大きめのキットの見栄えの圧倒的な見栄えの良さかな。
2009年 1/60 PGガンダム
流石に煮詰まって、アイテムから考え直す事にした。注目すべきはやはりガンダムで丁度お台場に初代の1/1ガンダムが立っていた頃の話だったので、傾向に合わせてPGガンダムを作る事にした。どうせなら全部のせにしたかったので、武器セットも買って、最終決戦仕様にしてみました。塗装も全部白で塗った後に塗装剥がれの表現(チッピングとは違うかな)を入れてみました。結構、満を辞して持っていったけど、周りを見るとやっぱり微妙な感じがした。並べてみるとなんか浮いているというか。台座をアクションベース以外で付ける事にした初めての作品。
2010年 1/60 PGガンダムmk2(総合優勝)
前年度PGガンダムでダメだったので、こうなったらヤケクソで毎年PG作ってやろうっていう気持ちが生まれて、順番にガンダム系を作っていく目標を立ててみた。そんな訳でPGガンダムmk2の黒い方を選択。過去の雑誌作例、ネット上の完成品画像、とにかく集めまくって、どうするか考えてみた。
ここで金賞じゃない総合優勝というこのあと見たことがない賞をいただくことになった。マスキング頑張ったで賞。正直、ここで何か残せなかったら、もう何していいか分からなくなっていたかも。ただここで賞を取れなかったら、多分翌年PGガンダムmk2の黒い2号機を作っていたと思う。そうしてそのまた翌年3号機...多分。無印良品のアクリル写真パネルでを台座にした初めての作品で、これ以降は頻繁に使うようになる。
2011年 1/60 コアブースター(金)
塗装頑張らなくちゃダメなのは分かったし、アイテムの選択も重要だって分かった。ただここでちょっとまた病気が出る。「欲しいものを作りたい。」っていう2000年の頃の作りたいものを作る病。どうしても作りたくなっちゃったのが1/60 コアブースター。最初は型取って複製して、2機揃えるとか思っていたけど、思っただけで良かった。現実が見える、そんな大人になりつつあったのだ。塗装も塗りたいように塗ったけど、今思えば塗り直したい気分が沸々してくる。ただこの頃、地震があって、日本全体に余裕が無かったせいで、作品数も極端に少なかったように思う。たまたま貰えた気がしないでもない。これもマスキング頑張ったで賞。
2012年 1/100 MG Sガンダム(店長賞)
作りたいものを作る病が再び再発。僕の青春のガンダムはSガンダムなので、これがどうしても作りたくなってしまった。塗装はやっぱりマスキング頑張ったで賞狙いで、結果、店長賞をいただく。ネット上にある綺麗な完成品をかなり意識して作ったので、今見ると結構つまらないように見える。
2013年 1/100 MGズゴックUC版(銅)
実際のところ、赤くて大きいMSは綺麗で見栄えがいいので、賞を取りやすい傾向が続いてたので、MGサザビー(旧)を作っていたけど、娘が8月に生まれるタイミングに模型を弄っている訳にいかないので、仕上げるのを途中で諦めて、それまでにクラッキング塗装の習作として作ったズゴックUC版を持って行った。
ちょっと考えたのは付属の1/100のジオン兵を塗って、台座に置いてみた。これでMSと人とのサイズ感を見せると、見ている人の気をひけるんじゃないかと思って。全く想定してなかったけど、賞が貰えて、なんか申し訳ない気分だった。台座に天然木の木端を使ってみたけど、これは「台座が高い方が良い」という記事をどこかで読んだので、ついっていうか、無印良品のアクリル写真立てを買っている暇も無かったっていうのかな。
2014年 1/100 MGサザビー(金)
これを作っている最中にVer.kaが出てしまい、気分的にしょんぼりしながら作っていた。当然、持って行ったらMGサザビーがいくつもあるという一番「やってしまった。」パターンだった。ただ結果は良かった。大きくて赤くて綺麗なMSに仕上げたかったのに、なぜかチッピングを入れてしまうという今見ると塗り直したい気分が沸々してくる作品に仕上がってしまった。水性アクリルカラーでエアブラシできる環境を作る事も目標にして、それは達成出来たかな。
2015年 1/100 トロピカルドム
再び作りたいものを作る病。旧モナカキットを仕上げてみたくてトロピカルドムを作ってみた。引き続き水性アクリル塗料で仕上げる事を目標にする。
泥んこ、ドブみたいな色のMSはやっぱり見栄えが良くないです。
2016年 1/48 サンダーボルト版アッガイ
いろいろ思うところはあったんだけど、やっぱり作りたいものを作る事にして、1/100 MGアッガイを真にしてサンダーボルト版アッガイを作る事にした。手足がほぼレジン製になるので、ポーズは立膝にしゃがみで固定。しかしながら、レジンが収縮して、作っている最中でも歪む。展示してもらっている最中からなんかポーズが変?な感じになってしまって、結果、なんとなく残念なアッガイになってしまう。これはちょっと残念過ぎるので、回収後にポーズ修正も兼ねて改修して、今のところはちゃんと座ってくれている。もう一体作る気満々でレジン製パーツも複製済みなんだけど、なんかちょっと冷め気味ではある。この計画もどこかでちゃんとした形にしたいところではある。ドブみたい色はやっぱりダメだと思っている。
2017年 1/100 MGガンダムver.3.0
フルハッチオープンのガンダムを作りたくて、1/48で計画していたんだけど、メガの作りって模型じゃなくて家電に近くて、剛性上だめな事に気が付く。剛性を考えると1/60か1/100ということで、手持ちの1/100 MGのver.3.0ベースで作ってみた。HJ誌作例の作り方を参考にしたのでほぼそのまま。フルハッチオープンの作り方はこれで分かった気がした。塗装に関して言えば、2012年のSガンダムと同じ色に塗ってみたので、これはこれでなんか達成感はあった。達成感はあったけど、もっと自分らしく作らないとダメってことだ。
2018年 1/20 スコープドッグターボカスタム(金)
2018年はちょっどイエサブとtamtamの合同企画コンテストでP1グランプリが開催されてそちらに1/20 ペールゼンファイルズ版のスコープドッグを出していた。それに合わせる形でこの1/20 ターボカスタムを作っていたので、それをこちらに出品。作りとしては並べる気満々だったので、ほぼ同じように塗っているはずだけど、ペールゼンファルズ版よりは少しは塗料の使い方が分かってきたせいもあってか、上手くできた気がした。ドブみたい色も最初の下地の色にフィルタリングしていくと綺麗に見えるような気がする。特に緑は綺麗に見える。筆塗り、筆ムラもビビることなく行けるようになった。メタリックカラーも筆塗り出来るキモの太さが得られた気がする。
2019年 1/20 スコープドッグ マスターファイルドクロ
マスターファイルにあるドクロ塗装に痺れてしまったので、それをやってみる事にした。結果として微妙な仕上がりになる。これはこれでかっこいいモチーフだと思うので、そのうちリベンジするつもりでいる。ただ水性アクリルカラーにちょっと限界が見えて来たのも事実。筆塗りで作る塗膜は時間がかかるのに気がついた。この辺までが大作よりは塗装技術に重きが置かれている傾向があった気がする。
2020年 1/20 スコープドッグ マスターファイルスワンピークラッグ(銅)
マスターファイルあるスワンピークラッグ付きに痺れてしまったので、それを作ってみる事にした。ザックもマーシィドッグっぽいものにしようかと思ったけど、プラ板工作が無性にしたくなったので、パラシュートザックをフルスクラッチで作る事にした。
塗装自体は2018年のパターンで見えたところがあるので、それをラッカー塗料で再現。作品数が多く、大作も多かった。大きいものはやはり目を引く。目を引くと見ている時間が長くなる。見どころ満載で夢中にさせるのは絶対的に大切。

2021年の反省。
正直、スコープドッグの入手に難儀していたのも事実でなかなか決まらず。完成品があるものから順番に出してみたというところだったので、結果はそこでもう見えていたのかもしれない。
1/72でバルキリーは見栄えがね、やっぱりちょっと物足りない。1/48くらいじゃないとやっぱりダメでしょう。逆に言えばこれはここじゃなくて、ハセコンの方に出せば色んな意味でワンチャンあったかもしれないとは思う。これ、なんと20年前の模型なんだぜ?
1/72のハセガワバルキリー、サイズ感がとても良いので、まだまだ買うし、作り続けるつもり。バルキリー作るの得意になりたいのだ。また持っていく事になるかもしれないけど、その時はその時で作戦を考える。
1/100 RE/100ザクFZやっぱり作り方を間違えたかなって思う。もうちょっと世間的にザクFZの作品数があって、こなれたところであのカラーリングだったらもうちょっと受けが良かったかもしれない。このタイミングで作るならばポケ戦バーニィ版で作るべきだったかもしれない。良い言い方をすれば生まれるのが早かったんだと思う。ただバーニィ版のポケ戦カラーだと、ドブみたいな色になってしまうのと、どうしてもそこにその色(例えば赤)を置きたくない指定があるのが嫌だったんだ。きっとザクFZ自体を僕が好きじゃなかったんだと思う。

来年はどうしようかな、大作志向が強くなりつつある。そうなると大きいものをフルスクラッチするべきなんだろうな。やっぱり1/48くらいが良いのかな。たやっぱり赤くないとダメなんだろうなぁ、でも赤いスコープドッグはどうしても作りたくない。やっぱりスコープドッグはドブみたいな色で塗らないと。

 

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